【BSジャパン】空から日本を見てみよう plus 11月9日(木)放送分

秋の信州 長野~小布施

大量の赤いスーパーカーの正体とは?人気の栗和菓子をじゅるる!長野の空の景色をお届け:空から日本を見てみよう

【配信終了:11月16日(木)】見逃し配信・動画はこちら

「もしもし?そこのアナタ、たまにはわしらと一緒に空から日本を眺めてみるというのはどうじゃろう? 楽しいぞ!」。雲のおじいさん(くもじい、声:伊武雅刀)とくも少女(くもみ、声:柳原可奈子)が日本全国の空を飛び回って各地を詳しく紹介、視点を変えて上空から日本各地を見て回る新感覚バラエティーが「空から日本を見てみよう plus」です。

今回は"秋の信州"です。長野から小布施です。蔵が立ち並ぶ須坂の町から、今では長野を代表する観光地となった小布施と、秋の信州をじっくりと堪能します。

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道中見かけた、大量の赤いスーパーカー、長野のシルク・ドゥ・ソレイユといった不思議な光景の種明かしもするので、じっくりと秋の信州の空を楽しんでください。

今回のルートは、長野県の長野駅を出発したら、長野電鉄長野線沿いに須坂駅から高山村に立ち寄り、再度須坂駅まで戻ったら、小布施町を目指します。

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長野電鉄(通称:長電)の長野駅から先2kmの区間は地下を通っているため線路は見えません。権堂は古くからの繁華街。そこにある相生座・ロキシーは1892年に建てられた日本最古級の映画館、いまも現役で地元民に愛されています。

しばらく行くと長野が誇る善光寺が見えてきました。前回、本堂を紹介してしまったので、今回は別の場所"山門"に注目します。

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実は今年、初めての試みとして善光寺の山門であることが行われました。山門をよく見ると、上の階に人が見えます。今年から山門の上にある山門回廊を建立(1750年)以来、初めて一般に公開しました。この山門、中に入れるようになっていたんですね。回廊から見下ろす眺めもグッド! 善光寺の看板(畳3枚分)を間近に見ることもできます。

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山門を裏側のほうにぐるっと回りこむと、高い位置から本堂を眺めることができます。この眺めが素晴らしいと大人気を博しています。下から見上げるのとは異なる、本堂の違った表情が見れるので、善光寺に行ったら、是非とも山門回廊へ上がることをおススメします。


善光寺を離れ再び長電沿いに須坂市を目指します。この辺りから地下を通っていた長電の線路が地上に出てきます。本郷駅の右手に見える西和田地区には、あのかっぱ寿司の1号店があります。長野が発祥だったんですね。

長電は、北陸新幹線、しなの鉄道北しなの線と交差する先の朝陽駅まで複線になっています。地方の鉄道としてはナイスなインフラを持っています。朝陽駅までは住宅地が続いていましたが、駅を超えると田畑が見えるようになってきました。

柳原駅が見えてきたら、くもみちゃんの中の人が若干興奮気味です。同駅を超えて千曲川を渡ると須坂市です。長野特殊黒板製作所では、書き味ががらっと変わる水研ぎと呼ばれる手作業での黒板修復作業を守り続けています。



須坂駅が見えてきました。須坂駅の右側に続いているように見える線路は、長電屋代線の廃線跡。須坂駅から市の中心市街地にちょっと寄ってみましょう。白い蔵がいっぱい並んでいます。この街並みが須坂の歴史を物語っているのです。

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須坂は明治から昭和初期にかけて製糸業で繁栄を極めました。当時建てられた蔵が今でも数多く残っています。第一次大戦後、アメリカでは大戦景気でシルクストッキングの需要が伸びました。原料の絹糸が日本から大量に輸出されるようになりました。須坂でも生糸が盛んに生産されるようになったのです。

市名からもわかるように須坂は坂の町でもあり、用水路を利用した水車動力を得られたことが、発展の大きな要因となったのです。1929年の世界大恐慌をきっかけに生糸の需要は減少するまでは、人の往来が多く、大いににぎわっていたといいます。


かつての須坂の繁栄を今に伝えるのが旧越家住宅(山丸一番館)。製糸王と呼ばれた越寿三郎は、県内外9つの工場で6千人以上の工女さんを雇用していました。その寿三郎の息子が婚礼の際に購入したのが、この旧越家住宅です。

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越氏は工女さんたちを非常に大事にしていたそうです。寿三郎氏の工場では年に一度仮装行列で近くの山に登る慰安会を実施、工女さんたちは、毎年この日を心待ちにしていたといいます。今風に言えば、コスプレ行列で部下のモチベーション維持、さすが製糸王の考えることは先進的ですね。

須坂の町に何やら巨大な施設があります。元は製糸場があった場所で、現在の建物も須坂の繁栄を語る上で欠かせないものだそうです。この建物は、須坂ショッピングセンター。今でいうショッピングモールです。いくつかお店が残ってはいるものの、今では閑散としています。

古くからやっていそうなお店「ワクイ」のおかみさん涌井繁子さんに、お客さんが減ったのか尋ねてみると「減ったなんてもんじゃねえよ!」との答えが返ってきました。さらに「この店でさ、3家族食べてかれたんだよ」と1970年代の賑わいを語ってくれました。

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このショッピングセンターは、1969年に須坂市内初の大規模小売店舗としてオープン、雪でも快適に買い物できる等の利点で41店舗がテナントとして入ったそうです。連日、多くのお客さんでにぎわったといいます。しかし、ほかの大型店進出等に伴いテナントが撤退し集客力は低下、2階と3階の居住スペースと共に今も当時の姿を残しています。

市のホームページでは、古くからの古城などと同じ区分の史跡としての扱いになっています。史跡とは、なにやら物悲しい扱いですよね。

「かねき」を初め、市内のお店で味わえるのが「みそすき丼」。生糸商人に工場長がふるまった須坂みそで味付けしたすき焼きを再現し、丼にしたもの。須坂のソウルフードとでも言えるメニューです。

と、街中に一風変わった蔵造りの建物を発見しました。ひときわ立派な蔵造り・・・いったいこれは? こちらなんと薬局さん「やました薬局」です。中に入ると普通の薬局ですが、店長さんは13代目なんだとか。1776年か1777年くらいに建てたのがまだ残っているという歴史ある薬局さんです。

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代々薬種商を営んできたそうです。建物には火の見やぐらとして建てた望楼があり、延焼を防ぐ立派なうだつも・・・。うだつが上がっているお店です。店内では13代目が薬研を使い、何やらゴリゴリと漢方薬を挽いています。この薬研、江戸自体からのもので今でも立派な現役だとか。

症状に合わせて、やました薬局さんで生薬を組み合わせてお薬を作っているそうです。今では珍しい漢方調剤の薬局さんなんですね。ということで、くもじい向けにも漢方薬を作ってもらいました。

くもじいの症状は「階段なんか上るとバテやすくなった(息切れ)。くもみちゃんが空から変なものを見つけたあとも、どこじゃ、どこじゃとしばらく言っている(かすみ目)。2.3年前に行ったところなのに、なんじゃこりは?と言って訪れてしまう(もの忘れ)。」といったことを伝え薬が決まりました。

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百味箪笥という薬を保管する引き出しから、様々な生薬を持ってきます。その数なんと7種類。各生薬は混ぜ合わせてティーパックに入れ、煎じて服用します。13代目さんが「老化現象の一種だと思われますので老化に効くように薬をお作りしました」とのこと。さっそく服用じゃ。うーん、なかなか強烈なカラーリングですね。寄る年波に勝てる気がするお薬です。


須坂には、ほかにゲストハウス「蔵」といった築100年以上の古民家を改装したゲストハウスがあります。ドミトリーで一泊3,000円とお手頃価格。ゲストハウスの裏手の蔵は別のお店「sketch in‐hike‐」という蔵をリノベーションしたオシャレな雑貨屋さんです。

市内にある美容室「キタザワ美容室」にも古い歴史があります。創業140年という超老舗です。140年前に美容室なんてあったのでしょうか? 当時は御髪上げ(おぐしあげ)と呼ばれていたそうです。

浮世小路と呼ばれる通りには、花街が存在していたといいます。全盛期には、約80人の芸者さんが働いていたそうです。キタザワ美容室では、その髪を結い上げる御髪上げを行っていました。同美容室にも古い蔵が残っていて、その中には玉かんざし、櫛のセットなど、当時をしのばせる懐かしくも貴重な品々が残っています。

須坂駅から金井原通りに沿って南の方も見ていきます。臥竜公園の中にある須坂市動物園では、かつてサンドバッグに蹴りを入れるハッチという名物カンガルーで有名になりました。いまいる孫のイッチはサンドバックに興味を示すのか、まだわかってないそうです。カンガルーだから全部体育会系っていうわけではないですもんね。


それでは、奥の奇妙山のほうに一気に移動します。山の中腹あたりに不自然に気が生えてない場所は、硫黄鉱だった山米子鉱山の跡です。以前、この周辺には米子鉱山で働く人たちの集落が存在していました。

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そして須坂が誇る名瀑が、米子大瀑布です。ダイナミックな崖に滝が二本。向かって左の権現滝は落差が80m、右側の不動滝は落差85m、この二つを合わせて米子大瀑布と呼びます。これだけの落差の滝がすぐ近くに2つ並ぶことは非常にレアなケースで日本の滝百選にも選ばれています。

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須坂駅に戻り、高山村を目指します。須坂は力を入れているブドウ「ナガノパープル」は、長野県でしか栽培できないそうです。種無しで皮まで食べれると現在大人気中。高山村に近づくにつれ田畑が目立ってきました。

ここは四季折々の表情が見られ、日本で最も美しい村連合に加盟しています。あれれ? 普通の家のガレージに消防車が止まっています。周囲を見回しても消防署ではないし、いったいこれは?

下に降りて、その家に向かいます。ついてみると家の中になにやら色々と飾ってあります。思い切って声をかけてみました。普通のおじさん梅松さんが出てきたので、ここは何かと聞いてみると「僕の宝の消防グッズを一部飾ってあるところ」と説明してくれました。

これらは梅松さんが43年かけて趣味で集めた消防士関連のグッズの数々です。昔、梅松さんの長男が救急車のお世話になったことがあり、そのときにありがたいなーって、そして重要な仕事だなーって感動されたのがきっかけだったとか。

それ以来消防隊員のファンに、それから日本全国の消防署に訪れサインをもらった短冊の数が500枚以上に! すごい情熱ですね。「人生で好きなことをして趣味に燃えている」と梅松さん。入手困難な消防グッズも譲ってもらえるように! ところで空から見えた消防車は? ガレージの奥で眠っていました。この消防車は長野県野沢温泉で実際に活躍していた消防車とのこと。

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6年かけて交渉し譲り受けたそうです。梅松さん宅には、ほかにも貴重な品々が数多くあるそうです。たとえばガラス玉の中に消火剤を封じ込めた手りゅう弾消火器。昭和9年製造の消火用ポンプ。これからも火の用心の大切さを伝えて行って欲しいですね。


日本で最も美しい村連合の高山村をさらに進んでいきます。高山村の郷土料理と言えば「ひんのべ」。端的に言うと「すいとん」です。

ところで山が削られてぽっかりと空いた部分が畑になっているような場所がありました。ここは福井原という戦国時代以前からの開拓地。福井城址というお城の跡もあります。

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畑の中に、緑がキレイなボーダー模様になっているところがあります。これは、最近ぐいぐい来ている高山村の名物のアレとのことですが・・・。実際に行ってみると、何やら柵みたいなものが並んでいます。実はこれ、ピノ・ノワールというワイン向けのぶどうなんです。

高山村は、果樹栽培に適した条件(標高が高く冷涼な気候等)で遊休荒廃農地活用のためのワインブドウ栽培に着目。現在村内に3軒のワイナリーも完成し、それらのワインが様々なコンクールで受賞しているそう。

生食ブドウを加工してワインに回していたというのが今までの日本のワインだったとのこと。そのため「辛口に仕上げると薄っぺらだから、甘口に仕上げて」いたとのこと。ところが現在のように西洋品種を植えるようになってきた。理由は、この畑には、この品種が合うなあ・・・。ということが最近わかってきたそうです。

なおワインブドウ栽培以外にも、生ハム作りなどをしているとのこと。ワインと生ハムが抜群に相性がいいからなのかと思えば、完全に自分の趣味なんだとか・・・。


さて、高山村から、さらに右にぐぐぐいっと進みます。高山村には8か所の温泉があり、信州高山温泉郷と呼ばれています。山田温泉は800年前に発見された県内でも古い温泉です。

日本で最も美しい村の自然はどうなっているんでしょうか?気になってみるので行ってみます。大きな音が聞こえてきたと思えば、雷滝という滝でした、なまの修礼は、「滝の落ちる音が雷鳴のように聞こえる」「滝の水が稲妻のゆおな形に落ちてくる」と諸説あるそうです。別名、裏見の滝とも呼ばれ、滝の裏側を見ることができるようになっている。

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さらにさきに進むと見えてきたのが「松川渓谷温泉滝の湯」という施設。渓谷のせせらぎの音を聞きながら浸かれる温泉です。温泉でワインをきゅっと一杯飲めば、日頃の疲れもどこかに飛んで行ってしまいます。

再び須坂駅に戻り、今度は小布施方面へ進みます。北須坂駅の左側に工業団地が見えます。その工業団地の中に赤い車が大量に並んでいます。消防車でしょうか? いや男のあこがれ赤い跳ね馬スーパーカー? 

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その正体と小布施町への道のりは見逃し配信でチェック!


【番組概要】
番組名:「空から日本を見てみようplus」
放送局: BSジャパン BS7ch 全国無料放送
放送日時: 毎週木曜 夜9時放送
番組公式HP:http://www.bs-j.co.jp/sorakara/