ベテランFPに聞く、幸せにつながるお金の使い方。前向きな人生を送るためにもお金の知識は必要!

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都心の片隅にあるネイルサロンを舞台に、女性のための"ケーザイ・トーク"が繰り広げられる「お金のなる気分」。今回は、その常連客でレギュラー解説を務めるファイナンシャル・プランナーの國松典子さんを直撃!


人のライフプランにもとづくお金の使い方を導くプロフェッショナルである國松さんに、番組のみどころやご自身のお金の価値観について伺いました。


<常連客/レギュラー解説者>
國松典子さん/ファイナンシャル・プランナー
国立三重大学 人文学部社会科学科 卒業後、大手コンサルティング系会計事務所、財産コンサルティング会社取締役を経て、ファイナンシャル・プランナーとして独立。



|18歳で経済的に自立したことで見えてきたこと


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上場企業に勤務する父と専業主婦の母という一般的な家庭で育った國松さん。何不自由なく育ってきたのが一転、中学生頃から父が体調を崩したことで経済的に厳しい状況におかれることに。大学時代からは寮生活をしながら奨学金を得て、完全に経済的に自立する生活を送りました。苦学の末、國松さんのその後の展望が大きく拓かれることになります。


國松:ファイナンシャル・プランナーになるきっけとして、18歳で経済的に自立する必要があったことは確かに大きいです。そのときは生活するのにアルバイトなどで無我夢中でしたが。


大学卒業後に会計事務所に就職したのですが、そのときに毎月訪問先の経営者を相手におもに経営や税金の相談に乗る仕事をしていました。それとは別に、たとえば子どもの進学資金や住宅ローン、生命保険はどうしたらいいか?といった会社の経営とは別の個人のお悩み相談を受けるのがとても楽しかったんです。最終的にファイナンシャル・プランナーになったのは、それを本業にできたらいいなと思ったのがきっかけです。



|日本のファイナンシャル・プランナーの先がけに


当時はまだ日本にファイナンシャル・プランナーという職業は確立されていない時代。國松さんは、1995年に当時の日本ではあまり知られていないファイナンシャル・プランナーの資格を取得します。


國松:アメリカではファイナンシャル・プランナーは、「マネードクター」といわれていて、生活設計、資産運用のかかりつけのアドバイザーとして、医者、弁護士に並ぶ確固たる職業として確立していました。それが日本にも導入されて、資格化されることを知りました。まだ認知度が低かった頃に資格を取ったので、かなり先がけかもしれません。



|お金について無知な日本人。お金についての早期教育が必要!


20年以上のベテラン・FPである國松さん。そんなプロフェッショナルなご本人が今もっとも気になるお金のトピックスが、「金銭教育」だといいます。


國松:日本は子どもの頃から学校などで金銭教育がされない国で、また、お金の話についてタブー視する傾向が長らくありました。実際、医師を集めたセミナーをすることもありますが、とても優秀な方たちばかりなのに、お金に関しては疎いケースが多いんですね。


一方欧米では、小学生の頃から学校の授業で株の投資やクレジットカードの使い方を勉強する機会があるんです。まさに、『お金のなる気分』で紹介していることを学校の授業でやっているわけです。そうしたことを学校では教えてくれない日本では、自分から学びに行かないとお金について学べないベースがあります。そういう意味でも、保険や投資、電子マネーなど、お金についての情報がわかりやすく紹介されるこの番組自体が注目すべき内容だと思っています。



|敏腕FP國松さんのお仕事必携アイテムは?


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ファイナンシャル・プランナーとして、現在さまざまなメディアでも活躍する國松さんが、かならず持ち歩く仕事道具について伺いました。


國松:電卓と資料はかならず持ち歩いています。資料については、投資関連は水色、というふうにわかりやすく色別にフォルダ分けしています。タブレットにしなさいとよくいわれますが、やはり数字だけではわかりにくいので、手にとってビジュアルがわかりやすいものをお見せしながらお話しするのがベターですので。仕事道具は大体10kg以上はあります。最近読んだ本には、荷物が多い人ほど仕事ができないと書かれていましたが(笑)。



|お金は、使い方次第でプラスにもマイナスにも変えられるもの


常に人のライフプランに必要不可欠なお金について向き合う國松さんにとって、"お金"とはどんなものなのでしょうか?


國松:お金は使い方によって、また、使う人によってもプラスにもマイナスエネルギーにもなるものだと思います。お金によってモチベーションを上げられる人もいるけど、お金に追われてしまう人もいて、使い方次第で人生を左右されてしまうことも。


重要なのは、お金を使う目的意識をしっかり持つこと。お金に縛られないようにコントロールすることが大切だと思います。日頃からお客様と話していて感じるのですが、お金を支払うことを「勘定」といいますよね。一方で、お金を使う人の「感情」があります。これは実は連動していて、お金の悩みが多い人ほど感情が乱れていて、心が安定していない人が多い印象です。以前、あるお客様が数億円のお金があるのに「私は幸せじゃない」と嘆いている人がいて、金銭的に恵まれていることと、幸せは別ものなのだな、と感じました。



|世代によっても異なるお金の使い方事情


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お金をしっかりコントロールし、プラスに転じていける人の中には、粋なお金の使い方をするケースがありそうです。現実は...?


國松:私のところに相談に来られる人は、基本的に粋なお金の使い方ができない人です。だから相談に来られるのです(笑)。ただ感じるのは、お金の使い方ひとつとっても、世代によって大きく異なるということ。たとえば若い人の場合、まだ社会人になったばかりですでに老後の心配をする人も多いですね。一方、バブルを経験している世代は、収入からいろいろ使った後、残りを貯蓄に回す「なりゆき貯蓄」の人が多いです。若い世代ほど月々一定額をちゃんと積み立てているので驚かされますね。


特に私が危惧しているのは、これからの子ども世代のお金との向き合い方です。これまでは、誰もが小銭を握ってお使いをした経験があると思うのですが、電子マネーの時代になって、今の子どもはそういう経験ができなくなってきています。そうした原体験がないまま、仮想通貨やクレジットカードを使うことの怖さを感じますね。実際、クレジットカードのキャッシングで無尽蔵にお金を引き出せるものと勘違いして、カードローン地獄に陥ってしまうケースも増えています。


やはり現金の500円を払う価値とクレジットカードや電子マネーで払う価値は感覚的に違います。実際に、コンビニでなどで電子マネーを手軽に使えることで、子どもたちが買いすぎてしまい、大人の間で問題にもなっています。今後、そうしたお金のトラブルが増えるのではないでしょうか。


私にも子どもがいますが、お小遣いは労働制にしています。もちろん、それも家庭によって賛否両論あるでしょう。でも実際、ある家庭でも労働制を取り入れてみたところ、子どもが100円を稼ぐ意味がわかってきて、家族で回転寿司店に行ったときにお皿の値段を見比べるようになって、平気で高い皿を頼まなくなったという話も聞いていますよ(笑)。



|日本人がお金に対する危機感少ない要因は?


お金について、学校では教えてくれない日本。だからこそエリート層にもお金音痴が多く存在する結果に。それ以外の要因として、國松さんは次のように説明します。


國松:背景として、日本が恵まれている点があげられます。たとえば、日本では健康皆保険制度ですが、アメリカでは任意の保険制度だから、たとえ急病で救急車に乗るのもすべて自費となります。苦しんでいるときに「100ドル払えばサイレン鳴らすけどどうする?」なんて聞かれるという、日本では考えられない話を聞いたことがあります(笑)。


その点、お金を気にせず救急車に乗れる日本は恵まれているだけに井の中の蛙で、お金に対する危機意識が薄い。銀行通帳にお金を貯めていけば、これまではなんとなく生活できていたと思うんです。でもこれからは、お金のあり方や使い方が多様化する変革の時代。自分からお金について学びに行く時代だと思います。



|価値観が多様な時代だからこそ、お金の知識は大事!


お金の使い方は人生そのものを表すといっても過言ではなさそうです。生きるために必要不可欠なお金だからこそ、社会進出がますます進む女性がお金の正しい知識を得ることは重要なはず。最後に國松さんから視聴者にメッセージをいただきました。


國松:やはり、その人の価値観に合ったお金の使い方を身につけるのが基本だと思います。そうすることで、人生を前向きにとらえることができるはずです。実際に「パーソナルファイナンス」という言葉があって、これは自分の価値観に合ったお金の使い方という意味なんですね。


現在、価値観が多様化されている世の中にあって、お金の価値観も同じように多様化しています。番組でも前半では「お金の賢い使い方と知識」について、後半では「ゲストの人生観や価値観」の2部構成になっていますが、すごく奥深くてためになる構成になっていると思います。


お金の使い方ひとつとっても家族のなかでも意見が分かれることもありますし、あらためて自分の価値観を確かめる意味でも、また、お金音痴を解消するためにも、『お金のなる気分』をご活用いただけるのではないでしょうか。



ということで、ファイナンシャルプランナーの國松典子さんも太鼓判を押す、有効な情報がたくさん詰まった『お金のなる気分』。木曜日の夜は遊びに行かずに、『お金のなる気分』で賢く情報収集してみませんか?

【番組概要】
番組名:「お金のなる気分 ~欲張り女子のケーザイ学~」
放送局: BSジャパン BS7ch 全国無料放送
放送日時: 毎週木曜 夜11時30分放送
MC: 高橋真麻
番組公式HP: http://www.bs-j.co.jp/official/okanekibun/
公式Facebook: https://www.facebook.com/okanenonarukibun/
公式Twitter: https://twitter.com/Okane_kibun

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