「マネーCLIP」家計の外貨預金 高水準「日経モーニングプラス」

ファイナンシャルプランナーが資産運用に役立ちそうな記事を1つ選び、読み解く「マネーCLIP」。
今回解説する深野 康彦さんが選んだ記事は


mplus_moneyclip_20171012_01.jpg


先月5日付 日経新聞 夕刊『家計の外貨預金 高水準』


まずは、外貨預金の水準を改めて確認しましょう。


mplus_moneyclip_20171012_02.jpg


こちらは日銀のデータを元に、家計の金融資産における外貨建て資産の推移を年単位でたどったものです。外貨預金はオレンジ色の部分となりますが、6月末時点で6兆円。これは3年ぶりの高水準となります。また家計の金融資産における外貨建て資産の割合はおよそ4%弱で推移しています。


mplus_moneyclip_20171012_03.jpg


今回は外貨預金の投資メリットを投資初心者にもわかるように解説します。
まず1点目の利点は「金利」です。大手3メガバンクの普通預金の金利を、円、米ドル、イギリスポンド、豪ドルで比較するとご覧の通り。外貨は大変魅力的であることが分かりますね。


続いて②つ目が「為替差益」です。


mplus_moneyclip_20171012_04.jpg


例えば1ドル100円の為替レートで1000ドルを購入し、1年後に1ドル110円の円安になった場合は、1万円の儲けが発生します。
これを為替差益といいます。
しかし、逆に1ドル90円の円高になると1万円の損となります。なお、外貨の売買には金融機関所定の手数料が必要なので注意が必要です。


mplus_moneyclip_20171012_05.jpg


普段から相談者と接している深野さんに、外貨への関心の高まりを聞くと、それほど高いとの実感はないとのこと。
急激な円高になると外貨投資を検討する人が多く、逆に円安が加速すると売り時の相談が増えるそうです。「今の水準は微妙な温度なので、日銀の外貨預金残高と、相談者の関心の高まりは必ずしも一致していない」と語る深野さん。
しかし、「為替レートは常にチェックし投資に敏感な人ほど常にアンテナを張っている」とのことでした。


さてその外貨預金の水準が切りあがっている背景には、日銀のマイナス金利政策が一番にあるようです。


mplus_moneyclip_20171012_06.jpg


個人からみると、先ほどご紹介した通り金利の高さが魅力的。
一方、金融機関もマイナス金利の導入で収益悪化に悩んでいて外貨預金で得られる手数料収入は貴重な収益源となっているようです。あるネット銀行の担当者は、顧客獲得のため「手数料競争が激化している」とも語っています。


こうした中、深野さんの提案はこちら。


mplus_moneyclip_20171012_07.jpg


「手数料に注意」


外貨預金は、預け入れるとき、払い出す時、為替手数料がかかります。ネット銀行では、手数料のコスト競争は激化していますが、3メガバンクはほとんど変わっていないとのこと。
手数料が高いと、為替差益や金利でプラスの利益が出ても、相殺してしまうおそれがあり、少しでも手数料の安い金融機関を選びましょう。との深野さんは、アドバイスしてくれました。


【番組概要】
番組名:「日経モーニングプラス」
放送局: BSジャパン BS7ch 全国無料放送
放送日時: 毎週火曜 夜7:05~8:00
番組公式HP: http://www.bs-j.co.jp/mplus/
番組公式Facebook: https://www.facebook.com/bsjmplus/