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千玄室(茶道裏千家第15代家元)

千玄室(茶道裏千家第15代家元)
茶人・千利休を始祖とする三千家(「表千家」「裏千家」「武者小路千家」)の中でも最大の門弟を抱える「裏千家」の第15代家元・千玄室は、1964年に41歳で第15代家元となり活動した後、2002年に息子に家元を継承。500年の歴史を受け継ぐため、伝統を重んじつつも新たなことに挑戦し続け、茶道文化の浸透と発展に貢献してきた。家元継承への道のりから、利休が切腹した際に使用した短剣のエピソード、世界への普及活動、「和敬清寂」への想いなど、本人のインタビューを基に紐解いていくと共に、茶の力を信じ続ける玄室の「茶道」への想いに迫る。
  • 前編(9月11日放送)
    「日本人の心に問いかける!」
    ※9月11日(日)は放送時間が夕方5時30分~6時に変更となります。

    千利休から始まった千家の歴史は、その孫・千宗旦の3人の子供によって「表千家」「裏千家」「武者小路千家」の通称・三千家に分かれ、中でも最大の門弟を抱える裏千家の家元である千玄室は、1923年に14代家元の千淡々斎の長男として京都で誕生。6歳で初めて茶を点て、跡継ぎとして厳しく育てられた玄室は、15歳の時に千家における成人の区切りとなる元服の儀式(神社仏閣での献茶)を行い、順調に跡継ぎの道を歩んでいく。ところが戦争が勃発。1943年、徴兵検査を受け海軍に入隊し、戦いの場へと送り込まれる。出撃命令を待つ間、仲間たちに頼まれ出撃前の隊員たちにお茶を点て振る舞うこともあり、戦いの場での利休と同じようにお茶を点てた玄室だったが、特攻命令が下る前に転属となり終戦を迎える。そんな中、京都へ戻って来た玄室は、裏千家の総本山「今日庵」で茶道を習いに来ていた米兵に流暢な英語で教える父の姿を見て言葉を失う。特攻隊員として複雑な思いを抱くが、昨日の敵が畳でお茶を飲んでいる姿に“文化の力の強さ”を実感し、日本の文化・心の詰まっている「茶道」に携わり発信していくことを決意する。

    ☆私の逸品…海軍時代に使用した「指揮刀」。出征前に父が作り渡してくれた刀。思い出の逸品となった理由とは?

  • 後編(9月18日放送)
    「日本人の心に問いかける!」

    1949年、裏千家の家元を継承するため、26歳で利休ゆかりの大徳寺の管長・後藤瑞巌老大師のもとで修業を開始。だが、戦争で死んでいった仲間たちのことが頭から離れず、心にわだかまりを持っていたところ、巌老大師にある言葉を掛けられる。以来、心を入れ替え修行に励んだ玄室は1年後、家元を継承する者の習わしとされる在家出家を認められる。そんな中、米軍のダイク代将から助言され、単身アメリカへ渡り茶道を広めることに。1951年、ハワイを皮切りにアメリカを転々とし、悪戦苦闘しながらも茶道、そして茶道の精神「和敬清寂」の普及に努める。1年半に渡る努力が実り、ハワイに海外支部第1号が誕生する。以後、アメリカ各地に次々と支部ができ、今では世界30数ヵ国100ヵ所ほどに拡大。1953年、帰国後に結婚。様々な挑戦を続ける玄室は、日本青年会議所会頭、国際青年会議所副会頭に就任するなど積極的に外に出て活動を行う。1964年、父の死により41歳で裏千家第15代家元となり、今日庵主として宗室を襲名。1997年には、これまでの功績が認められ、初の文化勲章を受賞する。長男に家元を継承後の今も茶道の普及に日々尽力している。

    ☆私の逸品…「楽茶碗」。玄室自らが作成し、千家十職のひとつである楽焼の茶碗師・樂吉左衛門14代の覚入に賞賛された思い出の茶碗。