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2018年7月27日(金)大雨避難は「特別警報」の前に 岸本好正

 先月末から今月初めにかけての西日本豪雨で、多くの人命がうしなわれ、様々な分野で大きな被害が起きています。被災した愛媛県出身として、本当に胸が痛みます。


 7月8日金曜日、番組開始時点で九州から中国地方にかけて大雨の「特別警報」が出ていましたが、放送時間が終わる直前になって、発令対象が京都府と兵庫県に広がりました。番組最後のコーナーで、警報について伝えたうえで「最大級の警戒。人命第一」とお話をしましたが、正直いってここまでの大きな被害になってしまうとは、考えていませんでした。


 災害が発生した後となっては、取り返しがつきませんが、気象庁は数日前から大雨の可能性を予想し、警戒点も説明していました。日経が社説で指摘した通り(7月10日付朝刊)「特別警報は『最後の警告』であり、本来はその前の警報の段階で避難すべき」ものということを思い知りました。


 政府は、今回の痛ましい経験を受けて、特別警報が出る前に積極的に避難情報を出すよう促す考えです。同時に、防災無線だけではなく、緊急地震速報のように個人の携帯電話にも警報がでるような「伝える仕組み」にも一層取り組むようです。


 今回の豪雨の復興は、単にお金をかけるだけでは解決しないものも多そうです。道路や鉄道、電気・ガス・水道などの生活基盤は「数十年に一度」という豪雨や水害が各地で頻繁に起きているという、この現状を踏まえる必要があります。もともと過疎と高齢化が進んで継承が難しくなってきていた農業や漁業、林業をどうしていくのか。残念ながら、長く困難な戦いになりそうです。


 今週末も、台風が日本列島を直撃する恐れがあるとの予報が出ています。みなさん、本当にお大事になさってください。


日経プラス10キャスター
岸本好正


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