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ガレキに花を咲かせましょう 農民ロッカー 和気優

2月20日(金)夜6時再放送

ガレキに花を咲かせましょう 農民ロッカー 和気優

番組内容

和気優(48)はギターを背負い、バイクにまたがった農民ロッカー。春には革ジャンに足袋で田植え、秋には収穫を”田んぼライブ”で祝う。ライフワークは毎年夏に日本中の少年院・施設を回り、社会からドロップアウトした少年少女たちのために歌うこと。和気は「不良少年たちのヒーロー」だ。しかし…2011年3月11日。東日本大震災。ニュースで伝えられる惨状の前に「ヒーロー」は無力だった…この時和気の人生は一変する。ギターを背負い、バイクを東北へ走らせる和気。

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東北には農民仲間や和気の全国ツアーをサポートしてくれた友人、叔父がいる…彼は自らが課したルールで行動する。メディアすら立ち入らない福島の放射能警戒エリア、最も多くの死者を出した宮城県三陸町、街ごと津波に流された岩手県陸前高田…

避難所で、学校や崩壊したバーで、和気は歌い叫ぶ。…各地で見る光景は原爆で吹き飛ばされたようながれきの山、津波や放射線の影響で土地や農地を失い、作物を育てることも出来ず、絶望している農民たちの姿。土とともに生き、暮らしている農民にとって慣れ親しんだ土地を手放すことは死を意味する。長年農業を続けてきた和気には農民たちの気持ちが痛いほどよくわかる… 

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そんな中で出会った一人の農民。村田さんはリンゴ農園を津波で流され、土地と職を失って毎日をがれきの撤去と遺体探しに費やしていた。「もう一度農業をやりたい…」村田さんの言葉に和気は突き動かされた。震災で農地を失った農民たちに再び農業を始めてもらいたい。 風評被害で新鮮な野菜が食べられない子供たちに安心して食べられる作物を供給してあげたい…農民たちを全国の農地に移住させ、”再生”してもらう活動を和気はたった独りで始めた…移住先として目を付けたのは九州の大分。大分には原発がなく、有休農地が余っている。「移住第1号」は村田さん。しかし、「震災国ニッポン」で東北の惨状は大分の人たちにとって「遠い出来事」。一人の人間が同じ日本で暮らしていくことすら難しい現実がある。和気がその「見えないバリア」を打ち破る武器はギター一本での弾き叫び。子供連れや高校生、老人たち…心を閉ざした不良少年たちのために長年歌い続けてきた和気の歌には心のバリアを一気に飛び越えるメッセージがある。…次第に心を開き、村田さんを受け入れて行く地元の人たち。…2012年3月11日。震災から1年、大分での復興支援ライブで和気は叫ぶ。「これからは”被災者”と”支援する人々”を区別する時期じゃない。俺たち日本人全員が痛みも苦労も”シェア”するんだ」…次のステップは大分の作物を野菜不足に悩む東北の人々に届けること。九州と東北。約1000キロを結ぶホットラインをつなぐことだ。

…今の日本で誰も実現したことのない夢に向けて、和気は再びバイクを北へ向けた。

…新たな旅が始まった。

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