2017年7月16日
丸三ハシモト株式会社
古より伝わる日本の文化には多くのものがあるが、その中でも「音楽」は特に重要なものの一つといえよう。目で見ることは出来ないのに、耳で感じることによって、人々の感情や行動、思いに作用する。例えば、お正月のテレビ番組やお店で流れている和楽器が奏でる音色。その音色を聞くと誰しもが、「日本の音だなあ」と感じるのではないだろうか?
そんな日本固有の音色を奏でるために必要な糸を制作している会社こそ、滋賀県長浜市にある「丸三ハシモト株式会社」。
丸三ハシモト株式会社は創業100年以上の歴史を持つ、和楽器用の弦を製造している会社。楽器や音色の違いなどによって、約400種類もの弦を作っており、糸の強さや太さによって、それぞれ音色が異なるため、その製作はとてもデリケートな作業であるのにもかかわらず、工程はすべて手作業だというから驚きだ。その糸は音色だけでなく、今では糸自体の美しさも注目されている。
そんな丸三ハシモトの今に迫る。