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ホンモノ物語 上質なモノに秘められた歴史やこだわりのエピソードを紐解く

2014.10.02

西ノ内和紙

誰もが驚く強靭な和紙、西ノ内和紙。水に浸しても繊維がバラバラにならず、簡単に破れることはありません。その秘密は原料と漉き方にありました。歴史が香る伝統の和紙を暮らしの中に取り入れてみてはいかがですか?

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茨城県常陸大宮市にある、和紙の工房「紙のさと」。
この地で古くから作られている手漉き和紙が西ノ内紙です。西ノ内紙の命名者は、徳川光圀とされています。光圀は「大日本史」を編さんする際、強靭な西ノ内紙を採用しました。

江戸時代、商家の出納帳としても用いられた、西ノ内紙。水に強いため、火事が起こった際には井戸に投げ入れ、記録が失われることを防いだと言います。

明治になると、選挙の投票用紙に指定され、その名が全国に広まりました。しかし、その後、安い西洋の紙が普及。現在、わずか数名となった職人が伝統的な西ノ内紙作りの技を受け継いでいます。

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一般的な和紙は、コウゾ、ミツマタ、ガンピの繊維を使って作られます。

一方、西ノ内紙の原料は、良質なナスコウゾのみ。繊維質が凝縮されたナスコウゾは、コウゾの中でも最高級品とされ、古くから越前和紙や美濃和紙などの原料としても用いられてきました。そのナスコウゾの白皮だけを釜で煮た後、機械で叩き、繊維質をバラバラにします。

厚くて強い西ノ内紙は、一般的な漉き方ではなく「溜め流し漉き」と呼ばれる手法で作られます。一般的な漉き方は、簀桁(すげた)を前後左右に動かし、繊維を一定の向きに揃えていく技法。薄い紙を作るのに適しており、厚い紙を作るには時間がかかります。

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