
クジラと泳ぐと癒されるといわれ、それは多くの人の夢
そんなクジラと遊泳できる世界でも貴重な場所がある
知られざるザトウクジラの楽園
それが、タヒチ・ルルツ島
ルルツ島は、南回帰線の辺りに位置するオーストラル諸島のひとつで
観光地化しているタヒチ本島とは違い、人口わずか2000人の静かな島だ。
そのルルツに、毎年5月から10月にかけて、南極海からザトウクジラがやって来る。
出産、子育て、そして繰り広げられる求愛のドラマ・・・
なぜ、ザトウクジラはルルツ島を目指すのか?
それは決して偶然ではない。彼らの本能がそれを望むのだ。
ルルツは他の海に比べ遠浅・温暖で、天敵となるシャチやサメが少なく
クジラたちの出産や子育てに非常に適しているという。
このルルツ島に俳優の野久保直樹、日本のフリーダイビングの第一人者松元恵、
そして世界各地でクジラの撮影をしてきた水中カメラマン古島茂氏が訪れる。
三人は幸運にも初日からクジラに遭遇することが出来た・・・
松元は得意の泳ぎで近寄り、悠然とした巨大なクジラと泳ぐことができたが、
初心者の野久保は近づくことさえできない。
一方、呼吸の泡を出さない特殊な潜水装置リブリーザーを背負った
カメラマンの古島は水中から巨大なザトウクジラと松元恵のなんとも
言えない優雅な泳ぎの撮影に成功した。まさに神秘的な映像だ。
撮影もあと僅かとなったある日、ザトウクジラの親子に出逢う
ことができた。子クジラは生れたばかりだが体長4mはある。
母クジラは側につき、子供を守ろうとする。
子クジラも母の巨大な口の下に隠れるように寄り添う。
これまでに誰も見たことのない貴重な映像をカメラは捉えていた。
地球環境の変化、温暖化など、さまざまな問題が発生して
いる世界で、私たち人間はいかにしてクジラたちと付き合っ
ていけばよいのか?クジラの子育てを追いながら、島民と
クジラの関係、クジラと泳ぎに癒される観光客を見つめる
ことでクジラとの共存の在り方を考えていく。

