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極めし

2018.07.19 空き巣カツカレーの美味しさの秘密

第1話のクライマックスで詐欺師・坂井が語る美味いもの、カレー。
時は70年代、ホステスの母親と鍵っ子坂井少年2人の家庭。
毎日夕方に出勤していく母親がご飯を用意してくれているメニューの一つ、カレー。けして不味い訳ではないが週5で食べているので、さすがに飽きている。
ある日、空き巣が侵入。坂井少年はまた現れた母親の新しい恋人と勘違いする。
その空き巣と食べたカレーがとてつもなく美味しかった。その理由は…。

まず、味気ない独りの食卓で一緒に楽しく食事してくれるという喜び。誰も祝ってくれない誕生日を一生懸命祝ってくれる人と食べる食事がとんでもなく美味しく感じたのだ。
そして、誕生日に用意してくれたカツ。これによりカレーが、“カツカレー”という全く別な食べ物に変身した。
ドラマ内でも言及してますが、カツカレーという料理はカレーにカツが乗ったものではありません。カレーソースがかかったカツでもなく、カツが乗ったカレーでもなく、“カツカレー”という一つの独立した料理なのです。

ここで坂井少年宅に侵入した空き巣は「カツにカレーをかけろ」と言い、旨そうだろと言うにもかかわらず、すぐに食うなと少年を制する。ここで問題になるのはカツの衣(コロモ)。天ぷら・から揚げ・コロッケ…揚げ物のコロモってのは「サクッ」っとしてるのが尊いとされています。揚げ物のコロモはベチャっと濡れちゃいけない。でもそれはあくまで揚げ物を食べるときの話。

ここでポイントなるのはコロモがどれだけカレーと馴染むか。
そこではコロモが濡れるのです。サクッではないのです。びしょ濡れではなく程よい頃合いで食べるのがカツカレーの美味さの肝です。これはかつ丼・天丼、さらにはパイコー麺や駅で食うコロッケそばなどの境地にも通じます。
ほっとくとコロモはサクッからベチャッへと変化していきます。それを楽しみながら食べるのがカツカレーやかつ丼に代表される”濡れたコロモ“の美味しい食べ方なのです。

そこにとどめに空き巣の出した目玉焼き。カレーには目玉焼き派か生卵派があると思います。空き巣は目玉焼きを選択。生卵は主張し過ぎると考えたのです。味を変えすぎてしまう。目玉焼きなら食べ方次第・混ぜ合わせ方次第で如何様にでもカレーに馴染む。しかも、見た目の芸術性としては完璧だ。カツのコロモとカレー色に、白と黄色が花を添えます。しかも今回は半熟です。自分の裁量で如何様にでもカレーに馴染ませコクを出すことが出来るのです。

ポイントは、世の中的にはタブーとされている濡れたコロモは美味いってことです。
空き巣は、寂しい夕食を過ごす少年に対し誕生日くらい楽しく食事しようってことと、その美味い食べ方を伝えたかったのです。

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