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アジアの風

ナビゲーターコラム

日本経済新聞 編集委員
後藤康浩

【第52回】2013年3月30日

昨年4月から1年間放送してきました「アジアの風」は残念ながら3月末で終了することになりました。これまでご覧頂いた皆様に心より感謝を申し上げます。私自身もこの1年間、日本各地の50社近くの中堅・中小企業にお邪魔して、目を開かされました。それまでの国内外での取材とは違う体験でした。取材する企業の方々や技術に知らず知らずのうちに引き込まれ、技術の根幹、開発ヒストリーに感動し、技術のアジア展開を経営者、社員の方々と一緒に懸命に考えるような素晴らしい体験でした。

日本の製造業を支えるのは高い志とモチベーションを持ち、粘り強い努力で技術を生み出し、日々高めていく中堅・中小企業であると改めて思いました。日本経済は過去20年あまり停滞を続け、製造業の海外脱出、戦後の高成長を支えてきたエレクトロニクス産業の経営不振など危機に直面しています。そうした危機を突破するきっかけは世界で例をみないほど技術開発力に優れた日本の中堅・中小企業にあると思います。

日本の中堅・中小企業のなかには納入先だった大手企業の生産拠点の海外シフトなどによって、残念ながら破綻したり、廃業したケースもあります。一方で、内に秘めた強さでコツコツと力を高めてきている企業もたくさんあります。日本の中堅・中小企業の力が一斉に花開く時期がまもなく来ると確信しています。それは、地球の生命の歴史のなかで種の多様性が増し、進化が加速した「カンブリア紀」のような時期になるはずです。「日本の中堅・中小企業のカンブリア紀」がそこまで来ているのです。そうした斬新で、独創性にあふれた、人類に貢献できる技術を持つ日本の中堅・中小企業をご紹介する番組をいつの日か、改めて何らかの形でつくりたいと思っております。

再び、画面で皆様にお目にかかれる日を楽しみにしております。

私は引き続き、日本の製造業、中堅・中小企業に強い関心を持っており、今後も様々な所にお邪魔したいと思っております。ご意見やご質問、ご提案さらに情報などがございましたら番組ホームページからお送り頂ければ幸いです。